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ANAとこゆ財団、宮崎で新規事業のビジネススクール9月開講 地方創生や働き方改革

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)と、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団、宮崎県児湯郡新富町)は7月21日、新富町で地域の課題解決につながる新規事業創出を目指すビジネススクール「Will School」を9月に開講すると発表した。ANAHDは、プロジェクト参加者が同町を訪れる際の航空券代を一部支援する。

宮崎県新富町のこゆ財団とビジネススクールを開講するANAホールディングス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 Will Schoolは、地方創生に関心を持つ企業の社員などが、新富町で新しい働き方を実践しながら、地域課題の解決につながる新規事業を実際に創出する。7月21日から受講生を募集し、9月から都内とオンラインで講座を全3回開く。11月には新富町でフィールドワークを3日間実施し、2021年2月に町民に対するプレゼンテーションを行う。4月からは、こゆ財団が協力して新規事業を始める。

 対象は、兼業副業やワーケーション、働き方改革を推進したい企業の担当者や、地方創生・地域貢献に関心のある人などで、30人募集。最小催行人数は15人。

 料金は、8月8日締切で先着20人を対象とする「早割」が1人24万8000円(税別)、一般が同26 万4000円。内訳は、オリエンテーション参加料/受講料(5回)、新富町視察研修費(2泊3日、宿泊費含み)、新富町調査研究費、町民向けプレゼンテーション講座費(1泊2日、宿泊費含み)、宮崎空港発着のANA便航空券(4回搭乗分、11月1日から2021年2月7日、便指定あり)、動画アーカイブ閲覧。

 こゆ財団は2017年4月に新富町が設立。「世界一チャレンジしやすいまち」をビジョンに掲げ、地域商社として1粒1000円のライチなど同町の特産品のブランディングや、起業家育成プログラムで人材投資を行っている。ふるさと納税の運営では、2017年から2019年までの2年間で寄付額を4億円から19億円に伸ばした実績があるという。

関連リンク
地方でワクワクする新規事業をつくろう!宮崎県新富町フィールドワーク付 新規事業創造塾「Will School」(ANAHD・Team WAA!・地域商社こゆ財団) [1](Peatix)
全日本空輸 [2]
地域商社こゆ財団 [3]

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