- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

ANA、7月は羽田-札幌最大12往復に 国内線51%減便、復便傾向も

 全日本空輸(ANA/NH)は6月18日、国内線の運航計画を追加で見直したと発表した。対象期間は7月1日から31日までで、中国から拡散した新型コロナウイルスのよる需要減退などによるもの。7月は計画していた国内線122路線2万4134便のうち51%にあたる109路線1万2227便が運休や減便となるものの、69%だった6月と比べると減便率は改善し、復便傾向もみられる。

7月の国内線は51%が運休や減便になるANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 期間内すべて運休するのは1日2往復の羽田-稚内線や中部-新潟線など39路線で、このうち、成田を発着する伊丹や札幌など全7路線は、運休を継続する。

 一部日程で運休するのは8路線で、このうち運休中の羽田-関西線(1日6往復)は7月22日から運航を再開。翌23日からは1日2往復となる。

 減便となるのは、羽田を発着する幹線を含めた62路線。幹線は、1日16往復運航する札幌線が同10往復から12往復に、伊丹線(1日15往復)が同11往復から13往復に、それぞれ減便となる。福岡線(同18往復)は同12往復から14往復に、那覇線(同13往復)は同9往復から12往復に減便する。

 ANAの国内線は運休や減便が続くものの、7月は復便の傾向もみられる。6月1日から30日までは、計画していた119路線2万2970便のうち113路線1万5963便を運休。減便率は69%で、6月と比較すると7月は18ポイント改善することになる。また7月1日からは、閉鎖している羽田空港第2ターミナル南側の国内線エリアの運用を一部再開する(関連記事 [1])。

関連リンク
全日本空輸 [2]

JALの7月国内線
JAL国内線、7月の減便半分以下に 需要回復傾向も [3](20年6月18日)

ANA
ANA、羽田南側エリア7月一部再開 国内線検査場Cのみ、国際線は閉鎖継続 [1](20年6月17日)
787は10人、30分できれいに ANA、アルコールで機内消毒 [4](20年6月16日)
ANA、幼児連れも事前チェックイン可能に 24日から国内線、座席指定も [5](20年6月12日)
ANA、優先搭乗を一時中止 後方から案内 [6](20年6月11日)
ANA、羽田-イスタンブール・モスクワ就航延期 国際線7月も9割運休 [7](20年6月9日)
お茶はトレーで提供 ANA、新型コロナ対策強化で機内・空港に変化 [8](20年6月6日)
客室の空気、どうやってきれいに? 500席超ANA 777も3分で換気 [9](20年5月28日)
ANA国内線、6月は69%減便 運休54路線 [10](20年5月21日)