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JALとブリヂストン、タイヤ摩耗予測で交換作業効率化 ジェイエア機で実施

 日本航空(JAL/JL、9201)とブリヂストン(5108)は6月16日、タイヤ摩耗予測技術を活用して、より精度の高い計画的なタイヤ交換を5月から始めたと発表した。JALグループで地域路線を担うジェイエア(JAR/XM)の機材が対象で、グループの整備会社JALエンジニアリング(JALEC)が作業する。

ジェイエアのE190=PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ジェイエアのE190の主脚=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象機材は、ジェイエアのエンブラエル170(E170、1クラス76席)とエンブラエル190(E190、2クラス95席)。航空機用タイヤは、機体の速度と重量を支えながら離着陸を繰り返すため、通常は数百回離着陸するごとに新しいタイヤに交換する必要がある。また、使用環境によってはタイヤの摩耗が早まることもあるため、これまでは突発的なタイヤ交換や、交換時期の集中が生じていたという。

 タイヤ摩耗予測技術の活用で交換時期を予測できるようになったことから、ホイールやタイヤの在庫削減と、整備作業の効率化がきたいできるという。

JALとブリヂストンによるタイヤと摩耗予測技術を活用した交換作業の効率化(両社の資料から)

関連リンク
日本航空 [1]
ジェイエア [2]
JALエンジニアリング [3]
ブリヂストン [4]
Embraer [5]

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