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ルフトハンザ、A340“一時退役”へ 全17機、10機は再投入も

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は、エアバスA340-600型機を一時的に運航から外す。保有する17機すべてが対象で、今後1年から1年半程度“一時退役”する。

一時的に運航から外すルフトハンザのA340-600=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 今後数カ月以内に、17機すべてをスペイン東部のテルエルへ移し、駐機する。一時退役後は、10機を上限に運航へ再投入する可能性もあり、今後決定する。

 ルフトハンザを傘下に持つルフトハンザグループは、グループ全体で保有機材のうち40機以上を削減する計画を発表。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもので、A340-600は7機が対象となっている。

 同グループの理事会は、航空業界が新型コロナ発生前の水準に戻るのには時間を要すると見込んでおり、制限が世界的に解除されるまでに数カ月、需要回復には数年がかかるとの見通しから、機材の削減を決定した。

 スペインのテルエルはマドリードの東220キロ、バレンシアの北西120キロ。ルフトハンザによると、テルエルは降水量が少なく年間約240日が晴れるため、駐機に適しているという。

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