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スカイマーク、19年度搭乗率80.5% 3月の需要激減が影響

 スカイマーク(SKY/BC)の2019年度(19年4月-20年3月)通期平均搭乗率は、前年度比2.8ポイント低下し80.5%だった。中国から拡散した新型コロナウイルスによる需要減少が、3月に大きく影響を及ぼしていることなどが影響した。3月単月では、旅客数が前年同月比37.4%減の40万7782人と、大幅に減少している。

19年度の搭乗率が80.5%だったスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2019年度の旅客数は、前年度比2.5%増の756万9003人で、提供座席数は7.5%増の945万8725席だった。

 国内線は、2019年8月1日から神戸-茨城線と長崎線、那覇線の3路線を1日1往復ずつ増便したが、3月に入り国内線の減便が発生。初の国際線定期便となる成田-サイパン線を11月29日に就航させたものの、需要減少や渡航制限の影響で3月26日から5月10日まで運休している。

 3月29日開始の夏ダイヤから配分された羽田国内線発着枠は、従来より1枠多い37枠。新型コロナウイルスによる需要減少により、収益への貢献は当面先になる。

 また、2019年度の定時出発率は前年度比1.0ポイント上昇して95.0%。3月単月の値は2019年度内でもっとも高い99.0%(4.4ポイント上昇)だった。

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