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ファンボロー航空ショー中止 新型コロナ感染拡大で

 7月にロンドン近郊で開催予定だった国際航空宇宙見本市「ファンボロー航空ショー」の中止がこのほど決定した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもの。

7月に開催予定のファンボロー航空ショーが中止。写真は前回2018年に会場上空で飛行展示の予行演習を終え着陸するMRJ=18年7月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ファンボロー航空ショーは偶数年開催で、奇数年にパリで開かれる世界最大規模の「パリ航空ショー」に次ぐ世界的な航空ショー。当初の予定では7月20日から開催予定だった。前回2018年は、三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ(現三菱スペースジェット)」が初めて飛行展示(フライトディスプレー)を披露した。

 2月に開かれたシンガポール航空ショーも偶数年開催でファンボローに次ぐ規模だが、今年は企業の出張自粛により来場者が少なく、出展を取りやめたところも目立った。

 新型コロナウイルスの感染拡大が長期化した場合、2021年6月21日から開催予定のパリ航空ショーにも影響が及ぶ可能性がある。

関連リンク
Farnborough International Airshow 2020 [1]

2月のシンガポール航空ショーも影響
シンガポール航空ショー開幕 出張自粛で静かな会場、スペースジェットはモックアップ展示 [2](20年2月12日)

ファンボロー航空ショー2018の記事一覧はこちら [3]
静かに舞い、静粛性アピール 写真特集・MRJ初のファンボロー飛行展示 [4](18年7月17日)
MRJ、ファンボロー航空ショーで初の飛行展示 宮永社長「強い競争力ある」 [5](18年7月17日)
ANA塗装のMRJ、ファンボローの空舞う 16日開幕に向け予行演習 [6](18年7月13日)