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エアアジア・ジャパン、仙台就航 中部から1日2往復

 エアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は8月8日、中部-仙台線を就航させた。同路線のLCC就航は初めてで、同社としては3路線目。午前と午後の1日2往復運航する。初便が仙台へ到着する際は、空港の消防車による放水アーチの歓迎を受けた。

仙台空港で消防車による放水アーチの歓迎を受けるエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
東北の玄関口結ぶ
搭乗率8割目標、4号機は20年上期

東北の玄関口結ぶ

 中部-仙台線の運航スケジュールは、午前の仙台行きDJ023便が中部を午前8時55分に出発し、午前10時10分着。中部行きDJ024便は午前10時55分に仙台を出発して、午後0時5分に到着する。午後の仙台行きDJ025便は中部を午後2時45分に出発して、午後4時に着く。中部行きDJ026便は午後4時40分に仙台を出発して、午後5時50分に到着する。

仙台空港で開かれた就航式典でテープカットするエアアジア・ジャパンの谷本会長ら=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機材はエアバスA320型機で、座席数は1クラス180席または186席。大人運賃はエアアジアの会員向け価格が片道7250円から、一般向けが7400円から。

 8日の初便は、DJ023便(A320、登録記号JA01DJ)が乗客167人(幼児1人含む)を乗せ、中部を定刻より4分早い午前8時51分に出発し、仙台には10分早着の午前10時に到着。折り返しのDJ024便は乗客158人(幼児2人含む)を乗せ、18分遅れの午前11時13分に仙台を出発して、18分遅れのまま午後0時23分に中部へ戻った。

仙台空港で開かれた就航式典であいさつするエアアジア・ジャパンの谷本会長=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアアジア・ジャパンの谷本龍哉会長は、「東北と東海の玄関口を結ぶ路線で、多くの方を運びたい。短期のレジャーなど新しい客層を開拓していきたい」と抱負を語った。また、7日で累計搭乗者数が50万人を突破したことを明らかにした。

 宮城県の村井嘉浩知事は、「愛知県と宮城県は自動車産業を中心に、経済的な結びつき非常に強い。仕事でも観光でも気軽に行き来ができる。谷本会長からは、年間20万人の利用があると聞いている。新規路線の補助制度を今年度から設けたので、財政的な支援を継続していきたい」と語った。

 空港を運営する仙台空港会社の岩井卓也社長は、「アジア最大のLCCが就航したのは大きい。安く気軽に飛べるのは非常に大事。学生の帰省や親の世話などにも利用できる」と、仙台空港でのLCCの重要性にふれた。

 エアアジア・ジャパンの就航で、仙台発着の中部路線は全日本空輸(ANA/NH)の1日4往復8便、アイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)の同2往復4便と合わせて1日8往復16便になった。このうち、IBEXはANAとコードシェアを実施している。

 機材はANAの1日8便のうち6便がボンバルディアQ400(DHC-8-Q400)型機(1クラス74席)、残り2便がボーイング737-700型機(2クラス120席)、IBEXはボンバルディアCRJ700型機(1クラス70席)となっている。

 また、仙台に乗り入れるLCCは、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)とタイガーエア台湾(TTW/IT)に続いて3社になった。

搭乗率8割目標、4号機は20年上期

 中部空港(セントレア)を拠点とするエアアジア・ジャパンは、2015年10月6日に路線計画を初めて発表した際、札幌(新千歳)や台北(桃園)とともに、仙台を最初に就航する3都市に含めていたが、就航準備に時間がかかり、2016年9月30日に断念。2017年10月29日に1路線目の中部-札幌線、今年2月1日に2路線目の中部-台北(桃園)線を開設した。その後、トニー・フェルナンデス・グループCEO(最高経営責任者)が仙台への就航計画の復活を3月22日に明らかにし、7月9日に仙台線の就航日を発表した。

仙台空港に着陸するエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 中部から初便で仙台入りしたエアアジア・ジャパンのジェニー・麻友子・若菜社長は、「仙台や東北の需要を感じていたが、まずは体制を整えるところから始め、やっと(当初計画通りの)フルプランになった。初便は若い方にも多く乗っていただいた」と、手応えを感じていた。

 先行する中部-札幌線と台北線の現状について、若菜社長は「搭乗率は札幌線が85%、台北線が70%台後半くらいだ。日本人の比率は札幌線が90%台、台北線が65%。台北はイーブンになると思っていたが、東海地方での知名度を上げていきたい」と語った。仙台線の搭乗率は「まずは80%をクリアできれば合格」と述べ、さらなる上積みを目指す。

 エアアジア・ジャパンの機材はA320が3機。座席数は初号機(JA01DJ)と2号機(JA02DJ)が1クラス180席、今年2月24日に中部へ到着した3号機(JA03DJ)以降が186席となる。4号機について、若菜社長は「来年前半で考えている」との見通しを示した。

*写真は19枚(運航スケジュールは写真下に掲載)。

仙台空港に新設されたエアアジア・ジャパンのチェックインカウンター=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港に新設されたエアアジア・ジャパンのチェックインカウンター=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港に設置されたエアアジア・ジャパンの自動チェックイン機で搭乗手続きする乗客=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港で開かれた就航式典でダンスを披露するエアアジア・ファンチームの客室乗務員=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港に進入するエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港に着陸するエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港に着陸するエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港の駐機場へ向かうエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港で消防車による放水アーチの歓迎を受けるエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港に到着したエアアジア・ジャパンの中部発初便DJ023便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港を出発するエアアジア・ジャパンの中部行き初便DJ024便(下)=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港を出発するエアアジア・ジャパンの中部行き初便DJ024便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港の滑走路に進入するエアアジア・ジャパンの中部行き初便DJ024便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港を離陸するエアアジア・ジャパンの中部行き初便DJ024便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

仙台空港を離陸するエアアジア・ジャパンの中部行き初便DJ024便=19年8月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航スケジュール
DJ023 中部(08:55)→仙台(10:10)
DJ024 仙台(10:55)→中部(12:05)
DJ025 中部(14:45)→仙台(16:00)
DJ026 仙台(16:40)→中部(17:50)

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