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777-200より長い超長胴型787 写真特集・ANA 787-10(操縦席・外観編)

 全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-10型機が4月26日夜、1路線目の成田-シンガポール線に就航した。787ファミリーでは胴体が最長となる超長胴型の機体で、標準型の787-8より11.6メートル長く、日本の航空会社では初導入となった。

ANAの787-10のコックピット=19年4月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数は3クラス294席で、ビジネス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー235席。全クラスに電源コンセントと充電用USB端子を設けた。当初は国内線に投入予定だったが、訪日需要が旺盛な東南アジア路線の増強用に変更した。

 787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成され、787-10は胴体がもっとも長い。全長は68.3メートルで、787-8(56.7メートル)と比べて11.6メートル、787-9(62.8メートル)より5.5メートル長く、大型機の777-200と比べると4.3メートル長い。設計と部品は787-9と95%共通しており、最終組立はすべて米サウスカロライナ州のチャールストン工場となっている。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2015年3月に3機の787-10を確定発注。初号機(登録記号JA900A)は2月8日製造で、3月29日にチャールストンで引き渡された。エンジンはロールス・ロイス製トレント1000で、2号機(JA901A)は5月、3号機(JA902A)は2020年に受領する見通し。

 本写真特集では、コックピットと外観を取り上げる。

*写真は38枚(外観→コックピットの順)
*ビジネスクラスの写真特集はこちら [1]
*プレミアムエコノミーはこちら [2]
*エコノミーはこちら [3]

ANAの787-10(手前)と787-8=19年4月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ANAの787-10=19年4月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire