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スカイマーク、成田からサイパンチャーター 定期便化検討

 スカイマーク(SKY/BC)は3月22日、成田-サイパン間の国際チャーター便の運航を開始した。同社のサイパン乗り入れは初めてで、成田には約4年5カ月ぶりに就航した。

成田空港を離陸するスカイマークのサイパンチャーター初便BC801便=19年3月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港で開かれたサイパンチャーター便の就航式典であいさつするスカイマークの佐山会長=19年3月22日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

 機材はボーイング737-800型機(1クラス177席)。運航日は22日から30日までで、初日の22日の場合はサイパン行きBC801便が成田を午前10時に出発して、午後2時40分に到着する。もっとも早いサイパン発は25日で、成田行きBC802便が午後4時45分に出発し、午後7時30分に着く。

 スカイマークは2011年10月30日に成田空港へ就航したが、経営悪化により夏ダイヤ最終日の2014年10月25日を最後に撤退。2015年1月28日に経営破綻した。現在は2020年までに再上場する計画を進めており、国際線進出を成長戦略のひとつに位置づけている。

 成田-サイパン線は、デルタ航空(DAL/DL)が2018年5月で成田-パラオ(コロール)線とともに撤退。日本からの直行便が途絶えており、現地政府からスカイマークへ働きかけがあった。

 今回のチャーター便では、成田の第1ターミナルを使用。初便のサイパン行きBC801便(737-800、登録記号JA73NL)は24番スポット(駐機場)から午前10時10分ごろ出発した。

 スカイマークの佐山展生会長は、「(今回のチャーターは)ほぼ満席で、近い将来の定期便化を検討したい。国際線でも定時運航と快適な旅を提供したい」と、早ければ今夏の定期便化に言及した。

 スカイマークは、成田-サイパンチャーターをゴールデンウイーク期間も運航。佐山会長によると予約は好調で、定期便は成田発着になる可能性が高いという。同社の機材は737-800が27機で、年内に2機受領して29機体制とする見通し。

*写真は8枚。運航スケジュールは写真下に掲載。

成田空港を出発し滑走路へ向かうスカイマークのサイパンチャーター初便BC801便=19年3月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港第1ターミナルに設置されたスカイマークの臨時カウンター=19年3月22日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

成田空港で開かれたサイパンチャーター便の就航式典でフォトセッションに応じるスカイマークの佐山会長ら=19年3月22日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

成田空港を出発するスカイマークのサイパンチャーター初便BC801便=19年3月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港を出発するスカイマークのサイパンチャーター初便BC801便=19年3月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港を出発し滑走路へ向かうスカイマークのサイパンチャーター初便BC801便=19年3月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港を離陸するスカイマークのサイパンチャーター初便BC801便=19年3月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航スケジュール
BC801 成田(10:00)→サイパン(14:40)運航日3/22-27
BC802 サイパン(16:45)→成田(19:30)運航日3/25-30

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