全日本空輸(ANA/NH)は、伊丹空港のマイレージサービスの最上級会員向け「ANAスイートラウンジ(SUITE LOUNGE)」と、一般会員向け「ANAラウンジ(ANA LOUNGE)」を2月1日にリニューアルオープンした。
新ラウンジは、伊丹空港のターミナル改修に合わせて工事を進めた。建築家の隈研吾氏が「一期、一会」をコンセプトに監修したラウンジの第2弾で、伊丹はビジネス客が多いことから、「時間」をテーマにさまざまな滞在時間を考慮したシートを配した。
両ラウンジとも滑走路に面した開放感のあるレイアウトを採用。スイートラウンジには、くつろげるように座面が深いシートを用意し、滞在時間が短い利用者が比較的多いANAラウンジは、カウンタータイプのシートを多くした。地域性が感じられる工芸品として、大阪の「ガラス」や、京都の「京団扇(きょううちわ)」などを取り入れた。
これまでは、スイートラウンジが2階、ANAラウンジが3階に分かれていたが、新ラウンジはいずれも4階となり、両ラウンジ合わせて面積を1.2倍に拡張。専用保安検査場を備えたラウンジに直結する室内型カウンター「ANA PREMIUM CHECK-IN」は、今秋に南ターミナル3階にオープンを予定している。
また、スイートラウンジには地域にちなんだ軽食を用意。ANAオリジナルの「明石焼き」を2月1日から3月31日まで期間限定で提供するほか、日本で最初にベルギーワッフルを焼いたというMannekenの「チョコレートワッフル」を3月31日まで用意する。
各ラウンジには利用資格があり、スイートラウンジは、3段階あるANAのマイル会員制度「AMC(ANAマイレージクラブ)」の最上位ステータス「ダイヤモンドサービス」会員と、「ラウンジアクセスカード」所有者のみ入室可能。ANAラウンジは、AMCのステータスで2番目の「プラチナサービス」会員、ダイヤモンドとプラチナ会員が入会できる「スーパーフライヤーズ(SFC)」会員、ANAが加盟する航空連合「スターアライアンス」の「ゴールド」会員、上位クラス「プレミアムクラス」の乗客などが利用できる。
ANAは、2017年9月にリニューアルした新千歳を皮切りに、国内線ラウンジのリニューアルを進めている。2月7日に福岡、28日に那覇がオープンする。
(ANAラウンジ編 [1]につづく)
*写真は20枚。
*ANAラウンジの写真特集はこちら [1]。
関連リンク
全日本空輸 [2]
隈研吾建築都市設計事務所 [3]
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