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ANA、伊丹空港に新ラウンジ　滑走路に面し広さ拡充

Posted By Masahiro SATO On 2019年1月31日 @ 08:45 JST In エアライン,空港 | Comments Disabled

　全日本空輸（ANA/NH）は1月30日、伊丹空港にリニューアルオープンする「ANAラウンジ（ANA LOUNGE）」とマイレージサービスの最上級会員向け「ANAスイートラウンジ（SUITE LOUNGE）」を報道関係者に公開した。両ラウンジとも滑走路に面し、開放感があるのが特徴で、2月1日から営業を始める。

伊丹空港にリニューアルオープンするスイートラウンジを紹介するANAの係員＝19年1月30日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

—記事の概要—
・飛行機が見えるラウンジ
・期間限定「明石焼き」も

飛行機が見えるラウンジ

　新ラウンジは、建築家の隈研吾氏が「一期、一会」をコンセプトに監修。各地の地域性が感じられる焼物やガラスなどの工芸品を展示する。第1弾は2017年9月に刷新した新千歳空港で、第2弾の伊丹はビジネス客が多いことから、「時間」をテーマにさまざまな滞在時間を考慮したシートを配した。

リニューアルオープンする伊丹空港のANAスイートラウンジ＝19年1月30日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

　スイートラウンジには、くつろげるように座面が深いシートを用意。一方、ANAラウンジは滞在時間が短い利用者が比較的多いことから、カウンタータイプのシートを多くした。地域性が感じられる工芸品として、大阪の「ガラス」や、京都の「京団扇（きょううちわ）」などを取り入れた。

　受付カウンターは、ANAのラウンジでは初めて窓を背にし、開放感を出した。また、各ラウンジも窓に面して飛行機や滑走路が眺められるように設計され、天候や季節を感じられる空間に仕上げた。

　これまでは、スイートラウンジが2階、ANAラウンジが3階に分かれていたが、新ラウンジはいずれも4階となり、両ラウンジ合わせて面積を1.2倍に拡張。専用保安検査場を備えたラウンジに直結する室内型カウンター「ANA PREMIUM CHECK-IN」は、今秋に南ターミナル3階にオープンを予定している。

期間限定「明石焼き」も

　新ラウンジの席数は、ANAラウンジが約330席、スイートラウンジが約130席で、従来のラウンジよりそれぞれ1割から2割増加。電源コンセントと充電用USB端子は各シートに用意した。携帯電話などを使用するブースは、ANAラウンジは5室、スイートラウンジは4室設けた。営業時間は午前6時から最終便まで。

伊丹空港のANAスイートラウンジで提供される明石焼き＝19年1月30日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

　スイートラウンジには、地域にちなんだ軽食を用意。ANAオリジナルの「明石焼き」を2月1日から3月31日まで期間限定で提供するほか、日本で最初にベルギーワッフルを焼いたというMannekenの「チョコレートワッフル」を3月31日まで用意する。

　各ラウンジには利用資格があり、スイートラウンジは、3段階あるANAのマイル会員制度「AMC（ANAマイレージクラブ）」の最上位ステータス「ダイヤモンドサービス」会員と、「ラウンジアクセスカード」所有者のみ入室可能。ANAラウンジは、AMCのステータスで2番目の「プラチナサービス」会員、ダイヤモンドとプラチナ会員が入会できる「スーパーフライヤーズ（SFC）」会員、ANAが加盟する航空連合「スターアライアンス」の「ゴールド」会員、上位クラス「プレミアムクラス」の乗客などが利用できる。

　ANAは、国内線ラウンジのリニューアルを進めている。新千歳と伊丹に続き、2月7日に福岡、28日に那覇がオープンし、一部施設は秋に刷新する。

＊写真は19枚（エントランス→ANAスイートラウンジ→ANAラウンジの順）
＊スイートラウンジの写真特集はこちら ^[1]。
＊ANAラウンジの写真特集はこちら ^[2]。

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