ボーイングは現地時間12月18日、NATO（北大西洋条約機構）にコックピットの近代化改修を進めてきたE-3A早期警戒管制機（AWACS）の引き渡しを終えたと発表した。近代化したE-3Aは2016年に初納入され、14機の改修を終えた。
コックピットを近代化したNATOのE-3A（NATO提供）
NATOのE-3A（NATO提供）
今回の改修では、コックピットにフルカラーのデジタルディスプレーを5つ設け、E-3が開発された1970年代からのアナログ計器を置き換えた。これらにエンジンや航法、レーダーの情報を表示できる。
改修では、CNS/ATM（Communication, Navigation and Surveillance/Air Traffic Management：航空保安システム）を近代化。改修初号機は米シアトルにあるボーイングの施設で作業が実施され、2016年11月にNATOへ納入された。残り13機は独南部バイエルン州マンヒングで改修された。
関連リンク
NATO [1]
Boeing [2]
ボーイング・ジャパン [3]
・なぜ次期政府専用機は777-300ERが選ばれたのか [4]（18年8月19日）
・雪景色広がる千歳にランディング 写真特集・次期政府専用機2号機到着 [5]（18年12月11日）
・次期政府専用機、2号機が千歳到着 [6]（18年12月11日）
・次期政府専用機、成田に初飛来 [7]（18年11月27日）
・日章旗掲げた747と並ぶ777 写真特集・羽田に並ぶ新旧政府専用機 [8]（18年10月20日）
・次期政府専用機、安倍首相が羽田で視察 新旧並ぶ [9]（18年10月20日）
・次期政府専用機、初の飛行訓練 [10]（18年9月26日）
・次期政府専用機、千歳基地に到着 19年度の運用向け訓練本格化 [11]（18年8月17日）