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エミレーツ航空、関空にA380 2日間は特別塗装機、関係者に機内公開

 エミレーツ航空(UAE/EK)は、冬ダイヤが始まった10月28日から、ドバイ-関西線へのエアバスA380型機の投入を開始した。同路線には初導入となる。関西線への導入により、日本3路線のうち、2路線をA380で運航することになる。翌29日には、関空に関係者ら約50人を招いて、機内を公開した。

関西線への投入を開始したエミレーツ航空のA380=18年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 エミレーツのA380は、座席数が3クラス489席(ファースト14席、ビジネス76席、エコノミー399席)と、3クラス517席(ファースト14席、ビジネス76席、エコノミー427席)、2クラス615席(ビジネス58席、エコノミー557席)が主要レイアウトとなる。関西線に投入するのは489席タイプで、夏ダイヤまでのボーイング777-300ER型機と比較し、座席供給数は38%増となる。

 運航スケジュールは、関西行きEK316便はドバイを午前3時5分に出発し、午後4時55分着。ドバイ行きEK317便は午後11時35分に関空を出発し、翌日午前5時45分に到着する。

 初日となった28日と、2日目の29日には、それぞれ特別塗装機を投入。2020年に開催されるドバイ国際博覧会(ドバイEXPO)の特別塗装機で、28日は青いデザイン(登録番号A6-EOC)、29日は緑色のデザイン(A6-EON)で運航した。3日目となる30日以降は、通常塗装の機材を投入する見込み。

 2階建ての機内のうち、1階はすべてエコノミークラス。2階前方は、扉を設けた個室タイプのファーストクラスで、専用のシャワースパを備える。中盤から後方はビジネスクラスで、2階最後方にはファーストとビジネス専用のバーを設置した。

 エミレーツ航空の日本路線は、関空と成田、羽田の3路線で、このうち成田には2017年3月26日から、A380を3年9カ月ぶりに再就航させた。羽田には、ドイツの高級車「メルセデス・ベンツ」Sクラスから着想を得たデザインのファーストを導入する777-300ER(3クラス354席:ファースト6席、ビジネス42席、エコノミー306席)を投入している。

関空に到着するエミレーツ航空のA380=18年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関空に到着したエミレーツ航空のA380=18年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関西線への投入初日のエミレーツ航空A380特別塗装機(同社提供)

エミレーツ航空A380のファーストクラス=18年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

エミレーツ航空A380のビジネスクラス=18年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

エミレーツ航空A380の2階最後方に設置するバー=18年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
EK316 ドバイ(03:05)→関西(16:55)
EK317 関西(23:35)→ドバイ(翌日05:45)

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