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MROジャパン、那覇空港へ11月以降移転 ANAやジャムコなど第三者割当増資引き受け

 全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は9月28日、整備子会社MROジャパンの第三者割当増資を同日付で引き受けたと発表した。航空機内装品大手のジャムコ(7408)も、増資を引き受けたことを明らかにした。

那覇空港で建設が進むMROジャパンの格納庫(ジャムコ提供)

MROジャパンが塗装したANAのC-3POジェット=17年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回の増資額は9億9000万円で、増資後の資本金は10億円。これまでの資本金は1000万円で、ANAHDの100%子会社だった。

 増資後の株主構成はANAHDが45%、ジャムコが25%、三菱重工業(7011)が20%、特殊法人沖縄公庫と琉球銀行(8399)、沖縄銀行(8397)、沖縄海邦銀行、沖縄電力(9511)の沖縄5者が2%ずつとなる。

 MROジャパンはこれまで、伊丹空港内でANAグループの機材を中心に航空機整備事業を行ってきた。11月以降に、2015年6月の設立時から計画していた那覇空港内の格納庫に事業所を移転する。格納庫は現在、沖縄県が建設を進めている。

MROジャパンで再塗装したANAの787-8初号機=17年2月20日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 沖縄へ移転後は、東南アジアの中心に位置する那覇空港の地理的優位性を生かし、国内外の航空機整備需要の取り込みを目指す。

 全日空整備などを前身とするMROジャパンは、社名にある「MRO(整備・修理・分解点検)」を手掛けるほか、古くは「マリンジャンボジュニア」(登録番号JA8579)や、最近では映画『スター・ウォーズ』に登場する人気キャラクター「C-3PO」をデザインした「C-3PO ANA JET」(JA743A)など、数々の特別塗装機を伊丹の格納庫で仕上げてきた。こうした塗装作業も、今後は那覇で行う。

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