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ハワイアン航空、787は20年以降就航 767は19年退役

 ハワイアン航空(HAL/HA)が10機発注したボーイング787-9型機について、テオ・パナジオトゥリアス・グローバルセールス&アライアンス上級副社長は8月27日、「2020年以降に導入する」と都内で語った。

ハワイアン航空が20年以降導入する787-9のイメージイラスト(ボーイング提供)

 ハワイアンは現在、日本路線などにエアバスA330-200型機(3クラス278席:ビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席)を投入している。現在は24機保有しており、62機ある機材の中で最多となっている。

 A330-200の後継機として、ハワイアンは新型エンジンを採用した発展型「A330-800neo」を6機導入する計画だったが、今年1月までに全数をキャンセル。7月に787-9を10機確定発注した。3月に購入意向を表明していたもので、契約には787の追加購入権10機分も含まれる。また、ボーイングはA330から787へ移行するためのトレーニングなど、移行支援サービスをハワイアンに提供する。

 パナジオトゥリアス氏は、2014年12月に発注したA330neoから787に変更した理由について、「燃費や座席供給量をはじめ、さまざまな経済指標を両機種で比較した。非常に僅差ではあったが、787に決めた」と述べた。

 787-9の標準座席数は、2クラス290席。A330-200と同程度の座席数が設定できるとみられる。

 現在ハワイアンが保有する62機の内訳は、国際線と米国本土路線用のA330-200が24機、A321neoが8機、767-300が6機、ハワイ州内線用の717-200が20機、ターボプロップ機のATR製ATR42が2機、ATR72が2機となっている。このうち、A321neoは2020年末までに全18機を導入する。

 また、767は2019年1-3月期に退役を計画している。

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