バニラエア（VNL/JW）は8月1日、成田－セブ線を10月28日から始まる冬ダイヤで運休すると発表した。搭乗率が目標値を下回っているため。
マクタン・セブ空港を離陸したバニラエアの成田行きJW602便初便＝16年12月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
バニラは2016年12月25日、成田－セブ線の運航を1日1往復で開始。10月27日の運航を最後に運休し、それまでは1日1往復運航する。同社によると、搭乗率はおよそ80％で、就航時に目標としていた85％をやや下回っているという。
同路線は日本のLCCでは初めてとなる、フィリピンのリゾート地セブへの乗り入れで、エアバスA320型機で飛行時間5時間を超える路線だった。
セブ線の運休により、バニラが冬ダイヤで運航する国際線は6路線となる。
関連リンク
バニラエア [1]
16年12月就航
・A320で5時間超 バニラのセブ初便に乗ってみた [2]（16年12月27日）
・バニラエア五島社長、セブでLCC連合活用 台北路線「需給引き締まった」 [3]（16年12月26日）
・バニラエア、成田－セブ就航 国内LCC初、日本発リゾート需要狙う [4]（16年12月25日）
バニラの運休
・バニラエア、成田－関西6月運休 [5]（18年3月13日）
・バニラエア、関西－函館運休 繁忙期のみ季節便 [6]（18年2月21日）
・バニラエア、ホーチミン撤退 18年3月で [7]（17年12月15日）
7月には石垣2路線開設
・石垣行き初便、琉装CAがおもてなし 写真特集・バニラエア最後の新路線就航 [8]（18年7月2日）
・バニラエア、石垣－成田・那覇開設 統合前最後の新路線、台風で欠航も [9]（18年7月1日）
19年度末にピーチに吸収
・ANA、ピーチへバニラ統合 本社一部を東京へ、中距離LCC進出 [10]（18年3月22日）