- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

JALとハワイアン航空、ハワイ島渡航キャンペーン 火山噴火の風評被害払拭へ

 日本航空(JAL/JL、9201)とハワイアン航空(HAL/HA)、ハワイ州観光局の3者は7月20日から、ハワイ島への渡航需要拡大を目指すキャンペーンを開始した。ウェブサイトや各種SNSで展開し、火山噴火による風評被害の払拭を目指す。

トミーバハマで提供する(左上から)アイランドロコモコ、パイナップルのクレームブリュレ、ロミロミサーモンのオープンサンド、リブアイステーキ=18年7月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 共同キャンペーン「今こそハワイ島に、行こう。」を、9月30日まで展開する。ウェブサイトでは、ハワイ島の見どころを紹介するほか、5月4日に噴火したキラウエア火山の最新情報も掲載する。

 SNSキャンペーンは、投稿数に応じグッズやホテル宿泊券、航空券をプレゼントする。ツイッターとインスタグラムが対象で、JALの公式アカウントをフォローし、ハッシュタグ「#今こそハワイ島に行こう」を入れて、写真を投稿する。

 東京・銀座のレストラン「トミーバハマ」では、ハワイ料理をアレンジしたオリジナルメニューを提供する。ソースにコナコーヒーを使用したリブアイステーキや、定番のアイランドロコモコのほか、マイタイやココナッツを使用したマティーニなどのカクテルも用意する。

 ハワイ島では、南東部のキラウエア火山が5月4日に噴火。日本の火山のような爆発的な噴火ではなく、キラウエアは高温の溶岩が噴き上がり、水のように流れて穏やかに噴火する。

 溶岩が流出し、一部住民が避難しているものの、流出面積はハワイ島全体の0.2%に相当する25平方キロ以下。カイルア・コナやコハラなど、ハワイ島西部にある観光地からは110キロ以上離れており、観光地には影響がない。

関連リンク
今こそハワイ島に、行こう。 [1](ハワイ州観光局)

火山噴火でも「地元では日常」
ハワイ島火山噴火、観光地「いつもどおり」 [2](18年7月20日)

両社とも通常運航
JAL、ハワイ島コナ通常運航 キラウェア火山噴火で [3](18年5月21日)

JALは17年にコナ再開
ゴツゴツとした溶岩の島 JALコナ初便に乗ってみた [4](17年10月14日)
JAL、ハワイ・コナ7年ぶり再就航 大西会長「きょう夢叶った」 [5](17年9月16日)
JAL、成田ーコナ就航 大川専務「新たなハワイの魅力伝えたい」 [6](17年9月16日)

ハワイアン航空は16年に羽田-コナ就航
ハワイアン航空、羽田-コナ就航 深夜便で週3往復 [7](16年12月22日)

JALとハワイアン航空
JALとハワイアン航空、共同事業へ ATI申請 [8](18年6月15日)
JALとハワイアン航空、コードシェア開始、成田2タミに集結 [9](18年3月26日)

特集・ハワイアン航空羽田便で行くコナとホノルル(全3回)
(1)スムーズな入国審査でハワイ入り [10](18年4月24日)
(2)こぢんまりしたコナからホノルルへ [11](18年5月8日)