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アメリカン航空、787を47機確定発注 A350はキャンセル

 アメリカン航空(AAL/AA)は現地時間4月6日、ボーイング787型機を47機確定発注したと発表した。契約には28機のオプションも含まれる。既存の発注分と合わせると、アメリカンの787は89機にのぼる。同時に、エアバスA350-900型機の発注を取り消した。

787を追加発注したアメリカン航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 47機の内訳は、標準型の787-8が22機、長胴型の787-9が25機で、発注総額はカタログ価格で120億ドル(約1兆2834億円)。アメリカンは2013年2月に787-8を20機、787-9を22機の計42機発注済みで、787-8は完納、787-9は15機を受領しており、今回は追加発注となる。エンジンは、いずれもGE製GEnx-1Bを選定した。

 アメリカンは、787-8で767-300を、787-9でA330-300と老朽化した777-200を置き換える。また、合併前にUSエアウェイズが発注した22機のA350-900については、機材構成を簡素化するためにキャンセルした。

 アメリカンのロバート・アイソム社長は、「787とA350、A330neoの中で難しい決断だった。機材構成の簡素化という目標に対して、787はより説得力のあるものだ」とコメントした。アメリカンは現在、787をダラス・フォートワース-東京線やサンパウロ線、パリ線などに投入している。

 今回の発注の一環で、アメリカンはボーイングとの間で2020年から2022年に受領を予定している40機の737 MAXについて、引き渡しを延期することで合意した。

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