ジェイエアのE190、羽田初お目見え　8月から南紀白浜線

　日本航空（JAL/JL、9201）グループで地方路線を担うジェイエア（JAR/XM）は、エンブラエル190（E190）型機を羽田－南紀白浜線に8月1日から就航させる。羽田空港へのE190就航は初めて。初便に使用するE190（登録番号JA243J）は7月31日午後、拠点の伊丹空港からフェリーフライト（回送）で羽田へ到着した。

＊初便の記事はこちら ^[1]。

　E190はジェイエアの機材で初めて上級シート「クラスJ」を設定した最新鋭機で、2016年5月10日に就航。座席数は2クラス95席（クラスJ：15席、普通席：80席）で、シート素材は、JALの国内線新仕様機「JAL SKY NEXT（JALスカイネクスト）」と同等のものを採用した。

　両クラスとも黒の本革シートで、JALグループの国内線用機材では初めて、パソコンなどが充電できる電源コンセントを全席に完備（普通席は2席共用）。今年3月からはWi-Fi機器を利用した無料ビデオ番組サービスを開始した。一方、機内からインターネットへは接続できない。

　羽田－南紀白浜線は現在、E170（1クラス76席）で運航。1日3往復のうち2往復をE190に大型化し、残り1往復はE170で運航する。

　E190で運航するのは、午前便と夕方便。羽田を午前7時25分に出発する南紀白浜行きJL213便と、南紀白浜午前9時20分発のJL212便、羽田午後4時30分発のJL219便、南紀白浜午後6時35分発のJL218便の2往復4便に投入する。

　羽田へのフェリーフライトの便名は、ジェイエアのIATA（国際航空運送協会）コードを冠したXM4212便で、伊丹を午後3時に出発して同17分に離陸。羽田にはB滑走路（RWY22）へ午後4時14分に着陸し、37番スポット（駐機場）へ同19分に到着した。

運航スケジュール
羽田→南紀白浜
JL213 羽田（07:25）→南紀白浜（08:40）機材：E190
JL215 羽田（10:25）→南紀白浜（11:40）機材：E170
JL219 羽田（16:30）→南紀白浜（17:45）機材：E190

南紀白浜→羽田
JL212 南紀白浜（09:20）→羽田（10:25）機材：E190
JL214 南紀白浜（12:10）→羽田（13:15）機材：E170
JL218 南紀白浜（18:35）→羽田（19:40）機材：E190

＊初便の記事はこちら ^[1]。
＊機内の写真特集はこちら ^[2]。

関連リンク
ジェイエア ^[3]
日本航空 ^[4]

写真特集・ジェイエアE190
第1回到着編 7年ぶり新型機、伊丹着 ^[5]（16年5月9日）
第2回機内編 黒い本革シートに赤いアクセント ^[2]（16年5月12日）

ジェイエアのE190
・エンブラエル、JALからE190追加受注　ジェイエア機 ^[6]（17年6月21日）
・ジェイエア、伊丹－秋田にE190　7月から10月まで ^[7]（17年6月23日）
・ジェイエア、伊丹－新潟線にE190　クラスJ設定、6月8日から ^[8]（17年6月2日）
・JAL、E190でWi-Fi使い無料ビデオ放映　3月から30番組 ^[9]（17年1月20日）
・ジェイエア、仙台にE190就航　全便導入へ ^[10]（16年7月2日）
・ジェイエアのE190、鹿児島就航　JAL植木社長、ビジネス客期待 ^[11]（16年5月10日 ）
・ジェイエアのE190、伊丹出発　鹿児島線に ^[12]（16年5月10日）
・ジェイエア、E190で遊覧飛行　大貫社長「次の10年の戦略機材」 ^[13]（16年5月10日）
・ジェイエアのE190、初号機が伊丹到着　国内初導入 ^[14]（16年4月24日）

ジェイエア関連
・JAL、ミニオンジェット就航　USJ特別塗装機、ジェイエア機で ^[15]（17年7月27日）
・JAL/JAS統合の象徴、15年経て羽田から姿消す　写真特集・アーク塗装E170 ^[16]（17年6月24日）
・熊本便で退役したCRJ初号機　写真特集・ジェイエア成長支えた16年選手 ^[17]（16年6月24日）
・ジェイエア、CRJ初号機が離日　初の退役機 ^[18]（16年6月23日）
・ジェイエアのE170、16号機が伊丹到着 ^[19]（15年11月2日）