ルフトハンザ ドイツ航空（DLH/LH）は、客室乗務員を対象に、米アップルのタブレット端末「iPad mini」の配付を開始した。専用アプリを使用し、座席表やサービスに関する情報を入手できるようになる。今後、数週間以内にすべての客室乗務員に配付する。
ルフトハンザがCA向けに導入したiPad mini（同社提供）
6月第1週の時点で、2万台のiPad miniを配布。専用アプリ「Lufthansa crewFlight（ルフトハンザ・クルーフライト）」をインストールし、サービスマニュアルやスケジュールなどを閲覧できる。
ルフトハンザは2015年から、運航乗務員向けに電子運航マニュアル（EFB、エレクトロニック・フライト・バッグ）を導入し、現在は4300人の運航乗務員がEFBを使用している。同時に客室マネジャーにも端末を支給。反応が良好だったことから、支給対象を全客室乗務員に拡大した。
関連リンク
ルフトハンザ ドイツ航空 [1]
航空各社のiPad導入事例
・ブリティッシュ・エア、操縦室での記念撮影サービス iPad用アプリ導入 [2]（16年8月4日）
・ピーチ、iPadの運航マニュアル導入 日本のLCC初 [3]（16年6月30日）
・資生堂、JALの客室乗務員と“笑顔力アプリ”開発 17年以降実用化へ [4]（16年6月21日）
・ANA、iPadで訪日客と“会話” タップしてやり取り [5]（16年5月25日）
ユナイテッド航空はiPhone 6 Plus
・ユナイテッド航空、CAにiPhone 6 Plus配布へ [6]（14年12月15日）
連載・雲上のiPad活用術（全3回）
最終回 「壊れない」「止まらない」業務機からのパラダイムシフト [7]（12年10月4日）
第2回 iPadありき、ではないANAパイロットへの導入 EFBやマネジメント改善視野に [8]（12年10月3日）
第1回 iPadはANA客室乗務員の業務をどう変えたか 世界初の大規模導入から半年 [9]（12年10月2日）