エアバスはデルタ航空（DAL/DL）がA321型機を30機追加発注したと、現地時間5月11日に発表した。
デルタ航空のA321（エアバス提供）
今回発注したのは、A321の従来型（A321ceo）。デルタはA321をすでに3回発注しており、初号機は2016年3月に引き渡された。今回の発注を含むデルタのA321の発注総数は112機となり、いずれもエンジンはCFMインターナショナル製CFM56を選定している。
デルタのA321は、全機に燃料消費量を最大4％削減できる「シャークレット」を翼端に装備。航続距離を最大100海里（185キロ）、またはペイロードを約450キロ増加できる。
デルタに引き渡されるA321の多くが、米アラバマ州モービルのA320ファミリー最終組立工場で製造される予定。デルタはモービル製A321を2016年に初めて受領した。モービルの最終組立工場は、今年末までに月産4機体制となる見込みで、多くは米国を拠点とする航空会社に納入される。
4月末時点でデルタは187機のエアバス機を運航。このうちA320ファミリーが145機、A330が42機となっている。
関連リンク
デルタ航空 [1]
Airbus [2]
エアバス・ジャパン [3]
・デルタ航空、747-400初号機公開 アトランタの航空博物館 [4]（17年3月29日）
・デルタ航空、米国製A321初受領 [5]（16年12月6日）
・デルタ航空、A321を37機追加発注 総数82機に [6]（16年5月3日）
・エアバス、デルタ航空から15機のA321受注 [7]（14年6月3日）
・エアバス、米国製初号機のA321納入 ジェットブルーに [8]（16年4月26日）