- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

エアバス、A319neoが初飛行 LEAPエンジン機

 エアバスは現地時間3月31日、A319neoの飛行試験初号機(登録番号D-AVWA)の初飛行に成功したと発表した。

初飛行するA319neo=17年3月31日 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

 初飛行した試験機は、CFMインターナショナル社製LEAP-1Aエンジンを搭載。独ハンブルクを離陸後5時間飛行し、仏トゥールーズへ到着した。

 今回の初飛行では、基本的な機体の操縦特性を評価し、主要なシステムの動作を確認。今後はトゥールーズで型式証明取得に向けた飛行試験を実施していく。

 A319neoは、3機種あるA320neoファミリーのうち、もっとも小さい機種。座席数は最大1クラス160席、2クラス124席で、高温、高高度で滑走路の短い空港でも優れた性能を発揮するという。

 A320neoファミリーは、2月末時点で90社以上から5063機の受注を獲得し、約60%のシェアを得ている。内訳はA319neoが55機、A320neoが3624機、A321neoが1384機となっている。

 新型エンジンと翼端のシャークレットにより、現時点で燃費を15%以上改善し、2020年までには20%に向上させる。

ハンブルクを離陸し初飛行するA319neo=17年3月31日 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

A319neoの初飛行を担当したエアバスのテストパイロット=17年3月31日 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

トゥールーズへ到着したA319neo=17年3月31日 PHOTO: Sylvain RAMADIER/Airbus

関連リンク
Airbus [1]
エアバス・ジャパン [2]

A320neo
ANAのA320neo、国際線に初就航 成田から上海へ [3](17年1月23日)
A320neo、EASAとFAAから型式証明を同時取得 [4](15年11月25日)
A320neo、LEAP-1A搭載機が初飛行 CFMの新エンジン [5](15年5月20日)
エアバス、A320neoの初飛行成功 [6](14年9月26日)

A321neo
A321neo、LEAP機も型式証明を同時取得 EASAとFAAから [7]
A321neo、EASAとFAAから型式証明 PW機で同時取得 [8](16年12月16日)
A321neo、初飛行に成功 LEAP-1Aエンジンで [9](16年2月10日)
エアバス、A321neo離陸重量増加型ローンチ 大西洋路線にも [10](15年1月14日)
エアバス、A321neoに席数増加オプション 最大236席に [11](13年1月23日)