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ANA、平子社長就任 JALの羽田-ニューヨーク線「参入当たり前」

 全日本空輸(ANA/NH)の新社長に4月1日、平子裕志氏が就任した。平子社長は、1日に就航した日本航空(JAL/JL、9201)の羽田-ニューヨーク線について、再参入は当然との認識を示した。

JALの羽田-ニューヨーク線復活を「参入は当たり前」と語るANAの平子社長=17年4月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 JALは4月1日、羽田-ニューヨーク線を約38年10カ月ぶりに復活させた。ANAはおよそ5カ月前の2016年10月30日から、同路線を運航している。平子社長は「(羽田-ニューヨーク線の)マーケットの大きさを実感している」と語り、「JALさんが参入するのは当たり前のこと」と述べた。

 ANAは1986年3月3日、成田-グアム線を開設し、国際線の運航を開始。2017年で31周年を迎えた。平子社長は今後の展開について「まだまだ飛ばすべきところはあると思っている」としたものの、具体的な都市名は「企業秘密」とし、明言を避けた。

 平子社長は1日、ANAホールディングス(ANAHD、9202)のグループ合同入社式に出席。社長初日を「かなり緊張した」と振り返った。

 今後については「これから先、環境が変わっていく」とし、「環境の変化を恐れずに、社長職に臨んでいきたい」と抱負を語った。

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