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ピーチ、バンコク就航へ 2月に那覇から

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は12月9日、那覇-バンコク(スワンナプーム)線を開設すると発表した。那覇発は2017年2月19日から、バンコク発は翌20日からで、1日1往復運航する。那覇とバンコクを結ぶLCCの路線は初めてで、4社ある国内LCCのバンコク就航も初となる。

那覇-バンコク線を開設するピーチ=16年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 那覇空港はピーチの本拠地である関西空港に次ぐ第2拠点で、那覇発着は6路線。国内線は関西と成田、福岡の3路線、国際線は台北(桃園)と香港、ソウル(仁川)の3路線で、バンコクは国際線で4都市目の就航地となる。

 運航スケジュールは曜日により異なるが、いずれも那覇発が午後9時から10時台で、バンコク着が翌日午前0時から1時台。バンコク発は午前1時から2時台で、那覇には午前7時から8時台に到着する。機材はエアバスA320型機で、座席数は1クラス180席。

 初日の2月19日の場合、バンコク行きMM989便は那覇を午後9時45分に出発し、バンコク着は翌日午前0時40分。那覇行きMM990便は午前1時40分にバンコクを出発し、午前7時55分に那覇へ到着する。

 運賃は片道9980円から4万1980円。12月15日午後3時から発売する。

 ピーチが運航しているA320は18機。那覇-バンコク線の開設により、国際線13路線と国内線14路線の計27路線となる。

 那覇は2014年7月19日に第2拠点化。A320を夜間駐機し、機体を整備できるようになったことで、柔軟な路線展開が可能になった。今年4月には那覇ベースの客室乗務員の採用を始め、パイロットや客室乗務員のベース化を進めている。今後は2017年夏ごろに仙台を第3拠点化し、2018年度に新千歳を第4拠点化する。仙台と新千歳からは国内線のほか、上海などへの国際線を就航させる。

運航スケジュール
MM989 那覇(21:20)→バンコク(翌日00:15)
MM990 バンコク(01:15)→那覇(07:30)
*MM989:日曜は25分遅発、水曜と土曜は45分遅発
*MM990:月曜は25分遅発、木曜と日曜は50分遅発

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