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米アトラスエアー、貨物転用767を9機発注

 ボーイングはこのほど、貨物航空会社の米アトラスエアー(GTI/5Y)を傘下に持つアトラスエアー・ワールドワイド・ホールディングスから、767型機の旅客機を貨物機への改修を計9機受注した。このうち4機については、7月に英国で開催されたファンボロー航空ショーで匿名顧客からの受注として発表していた。

アトラスエアーの767イメージイラスト(ボーイング提供)

 アトラスエアーは米国内外で運航する貨物航空会社で、機材は747-400Fや747-8Fなど、すべてボーイング機で運航している。

 航空貨物の運航のほか、リース事業も展開。オンラインショップ「Amazon(アマゾン)」と、767-300旅客機から貨物機に改修した貨物機「Amazon One(アマゾンワン)」のリース20機で合意している。このほか、787の大型部位輸送に使用している747-400LCF「ドリームリフター」の運航も受託している。

 ボーイングでは、旅客機から貨物機へ改修する「ボーイング・コンバーテッド・フレーター(BCF)」プログラムを、767のほか、747や737で提供している。

関連リンク
Atlas Air Worldwide Holdings [1]
Boeing [2]
ボーイング・ジャパン [3]

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