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ハワイアン航空、成田便にビジネス新シート 12月から

 ハワイアン航空(HAL/HA)は、ホノルル-成田線で新シートを導入したビジネスクラスの航空券販売を、現地時間10月5日から開始した。成田発便は12月5日搭乗分から新シートの機材になる。

*実機の記事はこちら [1]

ハワイアン航空がホノルル-成田線に導入するビジネスクラスの新フルフラットシート(同社提供)

 フルフラットシートを採用した新しいビジネスクラスは、エアバスA330-200型機の新仕様機に導入。改修初号機(登録番号N385HA)は5月23日に受領している。イタリアのシートメーカー、オプティメレスとの共同開発で、ポルトローナ・フラウ製の皮など高級素材を採用する。夫婦や恋人同士、家族連れの利用を想定し、シート配列は1列2-2-2席で計18席とした。

 新シートは長さ193センチ(76インチ)、幅52センチ(20.5インチ)のフルフラット・ベッドになる。竹をイメージしたディバイダー(仕切り)などでプライバシーを確保しながらも、隣席と話しやすいようにした。シートには大型タブレットが付属しており、乗客が手もとで使用したり、据え置いて使える。電源コンセント1つと、充電用USB端子を2つ用意した。

 新仕様機は既存機より16席減の278席で、ビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席の3クラス構成。ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの間には星座模様のパネルを設け、ハワイらしい大地や砂、海をモチーフとした自然なデザイン、天然素材を取り入れたという。

 アメニティキットは、ハワイのデザイナーであるシグ・ゼーンと提携。ハワイの花「アウリイラニ・レフア」をモチーフとする花柄をあしらった、キルト毛布とマルチクッションを製作した。ビジネスクラスでは、歯ブラシやリップスティック、ハンド・ボディローション、保湿ミスト、竹製のくし、スリッパを模したデザインの機内用靴下を提供する。

 6月から米国西海岸路線で試験投入し、今秋から本格導入を開始。12月5日からホノルル-成田線、ブリスベン線、オークランド線、12月13日からはホノルル-シドニー線にも投入する。2017年に全23機の改修を終え、運航路線を拡大していく計画となっている。

 ハワイアン航空のホノルル-成田線は、7月23日就航。日本には現在、羽田と関西、札幌の4空港へホノルルから乗り入れている。羽田発便は、10月30日開始の冬ダイヤから運航スケジュールを2時間25分前倒しし、ホノルル行きHA458便は午後9時30分発となる。また、12月20日(現地時間)からはコナ-羽田線を週3往復の深夜便で開設する。

運航スケジュール
HA821 ホノルル(14:20)→成田(翌日19:00)運航日:毎日
HA822 成田(21:00)→ホノルル(09:05)運航日:毎日

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ハワイアン航空 [2]

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