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ボラリス、A320neo初号機受領 186席仕様、米大陸2社目

 エアバスは現地時間9月12日、メキシコLCCのボラリス(VOI/Y4)に同社向け初号機となるA320neoを引き渡したと発表した。米大陸での導入は、南米のラタム航空に続き2社目となる。

ボラリスのA320neo初号機=16年8月 PHOTO: Christian Brinkmann/Airbus

 ボラリスのA320neoには、米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTFエンジン「PW1100G-JM」を搭載。初号機はオランダの航空機リース会社、エアキャップからのリースで導入する。

 また同機には、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を効率良い新レイアウトで配置する「スペース・フレックス」を導入。座席数は従来より6席多い1クラス186席とした。

 スペース・フレックスはA320従来型(A320ceo)から導入しているもので、同じ機体で1列6席を増やすか、シートピッチを7インチ(17.78センチ)広げることができる。

 A320neoは、LCCなどに人気の小型機A320の派生型で、燃費を向上した新型エンジンを搭載。PW1100G-JMのほか、CFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1A」を選択できる。メーカー標準座席数が1クラス156席のA319neoと、180席のA320neo、236席のA321neoの3機種で構成する。

 A320neoの導入は