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天草エア、初代みぞか号デンマークへ 鹿児島から旅立つ

 天草エアライン(AHX/MZ)唯一の機材として16年間飛び続け、2月19日に退役した初代「みぞか号」(ボンバルディアDHC-8-103、登録番号JA81AM)が7月22日午後、鹿児島空港から売却先のデンマークへ飛び立った。

鹿児島空港から最初の寄港地である台北へ向かう元天草エアラインのDHC-8みぞか号(同社Facebookページから)

初代みぞか号最終便の乗客が全員降機し機体周辺のロープを片付ける天草エアラインの社員=16年2月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 初代みぞか号は退役後の3月18日、天草空港から鹿児島空港へ到着。7月25日の同社Facebookページへの投稿によると、売却検査を終えて機体の引き渡しが完了したという。

 鹿児島を22日午後4時33分に出発した初代みぞか号は、台湾からフィリピン、ベトナム、タイ、インド、オマーン、サウジアラビア、エジプト、ギリシャ、ハンガリーを経由し、28日にデンマークのビルン空港へ到着を予定している。

 天草エアでは、売約先であるデンマークのリース会社からリース先などが決まった際には、告知するという。

関連リンク
天草エアライン [1]
天草エアライン Facebookページ [2]

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