ファンボロー航空ショー開催期間中の7月15日、ボーイングは創立100周年を迎え、地元シアトルで記念イベントを開いた。会場となった航空博物館「Museum of Flight」には、707から787まで歴代の民間機が勢揃いした。
会場にはボーイングの社員や地元関係者、航空ファンが多数集まり、ボーイング家のビル・ボーイング・ジュニアさんの夫人も招かれた。また、ファンボロー航空ショーで展示飛行した、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)へ引き渡される787-9も展示された。
歴代の旅客機はオメガタンカーの707、デルタ航空(DAL/DL)の717、ユナイテッド航空(UAL/UA)の727、アラスカ航空(ASA/AS)の737-900ER、キャセイパシフィック・カーゴの747-8F、ユナイテッド航空の757、フェデックスの767-300F貨物機、エミレーツ航空の777-300ERが勢揃い。米空軍向けKC-46A空中給油・輸送機の2号機(EMD-4、登録番号N464KC)などが展示飛行を披露した。
Museum of Flightには元大統領専用機VC-137や787-8の飛行試験3号機、戦略偵察機ロッキードSR-71ブラックバードなど、軍民問わず歴史的な航空機が数多く展示されている。また、ボーイング創業当時の社屋が復元され、宇宙関連の展示もある。
本写真特集では、100周年イベントで揃ったボーイング歴代旅客機のほか、Museum of Flightの展示の一部も取り上げる。
*写真は32枚。