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エアバス、20年で3万3300機の需要予測 超大型機は下方修正

 エアバスは7月11日から開かれたファンボロー航空ショーで、2016年から2035年までの20年間の民間航空機市場予測を発表した。今後20年間で航空輸送量は年平均で4.5%ずつ増加し、100席以上の旅客機3万2425機と、10トン以上の貨物機645機の3万3070機の新造機が必要との見通しを示した。昨年予測した3万2585機から485機積み増した。

 カタログ価格で換算すると、総額5兆2250億ドル(約546兆円)相当。一方、2018年から現在の月産3機を1機に減産するA380など超大型機については、20年間の新造機需要を下方修正した。

—記事の概要—
中印の個人消費重視
単通路機は上方修正
新造機需要の内訳

中印の個人消費重視

昨年発表の需要予測からA380など超大型機は下方修正=16年7月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 現在世界で運航されている航空機1万9500機が2035年までに2倍以上に増加し、約4万機になると予測。約1万3000機の経年機が、燃費の良い機体に置き換えられるとみている。

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