Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは!客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD [1]」です。
前回は「CA映画やドラマで聞くL1、バディとは?」と題し、CAの仕事に欠かせないバディ制度と、チームワーク良くフライトをするためにお互いのポジションを呼び合うCA用語についてご紹介しました (関連記事 [2])。
機内には、クルー同士のコミュニケーションツールとして、インターホンがあります。このインターホンを使い、CAはどのような会話をしているのでしょうか。
—記事の概要—
・第二のバディ
・推測せず確認し合う
第二のバディ
インターホンが設置されているのは、コックピット内と各ドアのCAシート付近。機内アナウンス時にマイクとして使うほか、エコノミークラスからファーストクラスへ連絡を取りたい時や、機体最後部の「AFTポジション」から最前部の「FWDポジション」へ連絡したい場合など、機種により指定されたボタンを押すとコールサインとともに回線が繋がり、会話できるようになっています。また、ALLコールボタンを押すと、各クラスやポジションに関係なく、機内の全CA間で会話ができます。
インターホンによる会話の内容は、フライトによりさまざま。日々繰り返すフライトの中で、同じ話をすることはありません。
フライトを終えた後、「今日の便はイレギュラーがなく穏やかだったね」「今日はお客様に急病人が出て対応が大変だった」と、その日のフライトについてCA同士で話すことが多いです。この時、インターホンで話したり、聞いたりした内容が頭の中に蘇ってくることがあります。インターホンは第二のバディ(相棒)と言えるくらい、欠かせない存在です。
訓練時代は保安訓練と同様、インターホンの使い方は