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空港内の航空事故、15年度ゼロ インシデントも

 国土交通省航空局(JCAB)は6月24日、2015年度に空港内で発生した航空事故と重大インシデントは0件だったと発表した。「安全上の支障を及ぼす事態」は、2014年度よりも5件増加し、97件だった。

航空事故と重大インシデントの発生件数(国交省の資料からAviation Wire作成)

 97件の安全上の支障を及ぼす事態のうち、制限区域内で起きたものは35件、施設・設備の破損は37件、無許可・誤進入は25件発生。空港道路の管理不備が原因だったものは発生しなかった。

 JCABは2013年10月、航空安全プログラム(SSP)を策定。この中で安全情報の評価と分析を実施、当該情報を整理し公表するとしている。これらの報告は、6月14日に開催した第3回空港安全情報分析委員会(委員長:福手勤・東洋大学理工学部都市環境デザイン学科教授)で審議した。

事態区別・内訳別発生件数(国交省の資料からAviation Wire作成)

関連リンク
国土交通省 [1]

15年度、航空事故2件と重大インシデント6件 国交省 [2](16年6月18日)
空港内の航空事故、14年度ゼロ インシデントは1件 [3](15年8月15日)