エアバスは現地時間6月25日から、中国大陸でA350 XWBによるデモツアーを実施する。北京など国内5カ所を巡り、性能などをアピールする。7月2日まで。
中国大陸でデモツアーを実施するA350 XWB＝14年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
3機目となる試験機（MSN2）が、北京のほか上海と広州、海口、成都に飛来する。試験機には計252席（ビジネス42席、エコノミー210席）を設置している。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準の3クラス仕様で短胴型のA350-800が280席、標準型のA350-900が325席、長胴型のA350-1000が366席となっている。このうち短胴型のA350-800は、エアバスのファブリス・ブレジエCEO（最高経営責任者）が開発しない方針を示している。
中国本土の航空会社では、中国東方航空（CES/MU）が20機、中国国際航空（エアチャイナ、CCA/CA）が10機、それぞれA350-900を発注済み。日本の航空会社では、日本航空（JAL/JL、9201）がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。
関連リンク
Airbus [1]
エアバス・ジャパン [2]
中国国際航空 [3]
中国東方航空 [4]
A350 XWBのデモツアー
・エアバスA350 XWB、デモ飛行で米大陸へ [5]（15年7月10日）
・A350 XWB、欧州をめぐる パリとミュンヘン初飛来 [6]（15年3月4日）
・A350 XWB、マドリッドに初飛来 デモの一環で [7]（15年2月20日）
・エアバスA350、羽田に初飛来 JALが56機導入 [8]（14年11月19日）
A350 XWB関連
・エアバス、A350短胴型中止へ 777のシェア奪取へ [9]（16年6月1日）
・中国東方航空、A350-900を20機発注 [10]（16年5月3日）