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東レ、エアバス向け炭素繊維の供給拡大 A380の構造部材向け

 東レ(3402)は6月21日、エアバスA380型機の一次構造部材向けに炭素繊維「トレカ」を使用したプリプレグが認定され、エアバスのドイツ工場へ向けて出荷を始めたと発表した。

東レが構造部材向けに炭素繊維を供給するA380=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 使用する炭素繊維は、高強度・中弾性率のトレカ「T800S」。東レはこれまでもエアバスにトレカを供給してきたが、プリプレグが採用されるのは今回が初めて。

 また、トレカはA320neo向けの米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTFエンジン「PW1100G-JM」のファンケース向けにも採用が決定。2017年10-12月期に就航予定のA330neoの一次構造部材にも、トレカの採用が決定しており、エアバス向けの供給が拡大している。

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