エアバス, エアライン, 機体 — 2016年5月30日 21:00 JST

キャセイパシフィック航空、A350初号機受領

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 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は現地時間5月30日、エアバスA350-900型機の同社向け初号機(登録番号B-LRA)を受領したと発表した。今後、欧州などの長距離路線に投入する。

キャセイパシフィック航空のA350-900初号機=16年3月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

 29日、仏トゥールーズから香港に到着した。同社向けA350-900は計280席(ビジネス38席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー214席)を設定。6月1日から香港-マニラ線で運航を開始し、今後、デュッセルドルフ便や9月2日に開設するロンドン・ガトウィック便など、長距離路線に投入する。日本へ就航させる際、初便は関西行きを検討している。

 キャセイパシフィック航空はA350-900を20機、長胴型のA350-1000を26機、計46機を発注している。A350-900を年内に計12機の受領を予定している。A350-1000は2018年以降の受領となる見込み。

 A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。

 アジアではチャイナエアラインほか、シンガポール航空(SIA/SQ)やキャセイパシフィック航空(CPA/CX)、タイ国際航空(THA/TG)など計11社が導入する。

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