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全日空と日航、中国線で払い戻し対応

 全日本空輸(ANA、9202)と日本航空(JAL、9201)は中国での反日暴動に伴い、中国路線の航空券の払い戻しなどに応じている。対象航空券は両社とも9月19日以前に購入済みで、19日から10月19日までの日本-中国(香港・マカオ含む)発着便の個人型割引運賃、普通運賃の航空券、マイレージ特典航空券。

北京五輪開会式の日、天安門広場で髪に中国国旗を飾る女性=08年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA

 10月31日まで手数料を取らずに払い戻しに応じる。旅行開始後の予約変更は、10月19日までの便で空席がある場合、1回のみ手数料なしで予約変更に応じる。

 両社が9月18日現在でまとめた中国路線の9-11月分の予約キャンセルは、ANAが国内分3800席、中国分1万5000席の計1万8800席で、JALは国内分4600席、海外分5400席で計1万席となっている。

 ANAによると、中国分の多くは団体旅行のキャンセル。また、現時点で同社への人的、物的な被害は出ていないという。

関連リンク
中国における反日デモに伴う国際線航空券の取扱いについて [1](全日本空輸)
中国における反日デモに伴う国際線航空券の取り扱いについて [2](日本航空)