航空機内装品大手のジャムコ(7408)の2016年3月期通期の連結決算は、純利益が前期(15年3月期)比7.8%増の51億6900万円となった。2017年3月期通期予想は減収減益を見込み、利益が大幅に落ち込む見通し。
—記事の概要—
・16年3月期
・17年3月期予想
16年3月期
シート関連のコストがかさんだジャムコ(同社提供)
売上高は19.0%増の915億6100万円、営業利益が29.6%増の87億9300万円、経常利益が5.3%増の82億4500万円。販売費と一般管理費は、業務拡大による人件費などの経費増加により、101億2300万円(14.9%増)となった。
内装品の価格引き下げによる影響があったものの、ボーイング787型機用ギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)をはじめ、航空会社が発注するギャレーの出荷が増えたことや、スペアパーツ販売の増加、円安進行による