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エアアジア・ジャパン、10月就航へ 2号機到着で機材揃う

 中部空港(セントレア)を拠点に就航準備を進めるエアアジア・ジャパン(DJ)は、10月に就航する見通しだ。新経営体制へ移行後の今年2月に発表した計画では、今夏の就航を予定していた。

 安全管理をはじめとする社内体制の確立に想定より時間を要したが、5月5日にエアバスA320型機(1クラス180席)の2号機(登録番号JA02DJ)が中部へ到着したことで機材が揃い、就航準備を本格化させる。

2号機受領を後ろ倒し

10月就航を目指すエアアジア・ジャパン=15年10月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアアジア・ジャパンは2014年7月、楽天(4755)などと共に日本市場への再参入を表明。中部を拠点に2015年夏の就航を目指していた。その後、路線計画の見直しで2016年4月に就航を延期したが、運航体制が整わないことや、2015年12月の経営陣交代などにより、就航が難しくなっていた。

 12月に発足した新経営陣には、スカイマーク(SKY/BC)前会長だった井手隆司氏や、前社長の有森正和氏らが就任。今年2月、会長就任後初めて表舞台に立ち、2020年までの経営計画を発表した井手会長は、今夏の就航を目指すとしていた。

 ところが、