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フィリピン航空、A350-900を最大12機発注

 エアバスは、フィリピン航空(PAL/PR)がA350-900型機を最大12機発注する契約を締結したと現地時間4月29日に発表した。確定発注とオプションが6機ずつとなる。

フィリピン航空のA350-900のイメージイラスト(エアバス提供)

 2月のシンガポール航空ショーで締結したMoU(覚書)を正式契約に切り替えた。フィリピン航空は3クラス仕様の客室を採用。長距離路線用の主力機材として、米国への直行便や、欧州への新路線に導入を予定している。

 A350-900は、満席の状態でマニラ-ニューヨーク間の8000海里(1万4816キロ)をノンストップで運航できる。

 A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が280席、A350-900が325席、A350-1000が366席で、エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。3月末現在、41顧客から計777機を受注している。内訳は-800が16機、-900が580機、-1000が181機。

 日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。

フィリピン航空のA350-900のイメージイラスト(エアバス提供)

関連リンク
フィリピン航空 [1]
A350 XWB [2](Airbus)
Airbus [3]
エアバス・ジャパン [4]

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