Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは!客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD [1]」です。
前回は「異業種へ転職を考えるCAが今やるべき3つのこと」と題し、転職経験がある元CAを対象に調査を行いご紹介しました(関連記事 [2])。
今回は、前々回 [3]の続き「国際線CAの1日(後編)」です。ある外資系航空会社の長距離路線を例に、離陸から着陸までをご紹介します。
—記事の概要—
・離陸からサービスの準備
・食事サービス後の業務
・到着まで
・いよいよ着陸
・着陸後の業務
離陸からサービスの準備
お客様の搭乗が終わると、いよいよ離陸です。離陸後、3万フィートに到達したらシートベルトサインが消灯。CAも離席できるようになり、機内サービスの準備を始めます。
ギャレー(厨房)担当は温められたメインのお食事をカートの中に一つひとつセッティングしていき、他のCAはその間に各担当の役割につきます。オーディオシステムで映画のスイッチを入れたり、アメニティキットや書類、ひざ掛け、離陸前にお応えできなかったサービスの提供をしたりと、大忙しです。
機内に温められた食事の香りが満ちてくると、サービス開始のサイン。お食事を選択できる航空会社がほとんどですが、お客様全員が好きなメニューを選べるように搭載されていません。4対6や3対7の割合で搭載されていることが多いです。
食事サービス後の業務
サービスが一通り終わったら、CAは何をしているのでしょうか? 飲み物を配っているだけでは