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IATAの15年11月旅客実績、全世界の利用率78.0% 国内線米国84.5%、日本71.2%

 IATA(国際航空運送協会)の2015年11月世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比5.9%増加、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は4.2%増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は1.3ポイント上昇し78.0%だった。

11月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

11月の国際線と国内線合計の利用率は78.0%=14年3月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 調査対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが7.7%、ASKが5.9%それぞれ増加。L/Fは1.4ポイント上昇の77.7%だった。

 L/Fは中東と中南米以外で前年を上回った。欧州が