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スカイマークの12月旅客、1年2カ月ぶり前年超え 利用率71.8%

 民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)が1月8日に発表した2015年12月利用実績は、ロードファクター(座席利用率、L/F)が71.8%と、前年同月を17.3ポイント上回った。2011年以降の過去5年間では2番目に高い値で、4カ月連続で10ポイント以上改善した。

 旅客数も前年同月比0.9%増の47万8782人と、微増ながらも2014年10月以来1年2カ月ぶりに前年を上回った。提供座席数は24.1%減の66万3573席と大幅に減らし、2011年以降の5年間では、もっとも少なかった。

—記事の概要—
・羽田-札幌線86.4%
・苦戦続く中部-札幌

羽田-札幌線86.4%

12月の利用率が71.8%だったスカイマーク=15年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 12月の運航路線は16路線。L/Fの最高値は羽田-札幌線の86.4%(前年同月比19.2ポイント上昇)、最低値は中部-札幌線の42.7%(1.7ポイント低下)だった。中部発着は札幌線と那覇線の2路線で、いずれもジェットスター・ジャパン(JJP/GK)と競合しているが、中部-札幌線は唯一、L/Fが40%台となった。

 羽田発着は5路線で、L/Fは前述の札幌線がもっとも高く、福岡線も