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IATAの15年10月旅客実績、全世界の利用率80.5% 国内線米国86.8%、日本70.8%

 IATA(国際航空運送協会)の2015年10月世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比7.5%増加、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は5.7%増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は1.4ポイント上昇し80.5%だった。

10月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

10月の国際線と国内線合計の利用率は80.5%=14年3月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 調査対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが9.2%、ASKが6.9%それぞれ増加。L/Fは1.6ポイント上昇の78.5%だった。

 L/Fは中東と中南米以外で前年を上回った。欧州が