全日本空輸(ANA/NH)は11月22日、映画『スター・ウォーズ』のキャラクターを描いた特別塗装機「スター・ウォーズANAジェット(STAR WARS ANA JET)」を就航させた。
初便の伊丹発羽田行きNH14便は、ほぼ定刻の午前7時31分に出発。5分早着の午前8時35分に羽田空港に到着した。伊丹空港には、早朝から展望デッキに多くのファンが詰めかけた。しかし、同機で運航予定だった次便の羽田発広島行きNH675便以降は、整備のため変更となった。
スター・ウォーズジェットは、ボーイング767-300ER型機の国内線仕様機(登録番号JA604A)を使用。12月18日公開の新たな3部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場する新キャラクタ-「BB-8」を機体右側後方に、シリーズ第1作目から登場しているロボット「R2-D2」を左側にそれぞれ描いたデカールを、14日間かけて貼り付けた。
座席数は270席(プレミアムクラス10席、普通席260席)。機内には同機専用デザインの紙コップや、ヘッドレストカバーを用意する。初便以降は、全国各地へ運航する。
22日はNH14便として運航後、羽田を午前9時25分に出発する広島行きNH675便、広島発午前11時40分の那覇行きNH1861便、那覇を午後2時15分に出発する仙台行きNH1864便、仙台発午後5時30分の伊丹行きNH738便の、計5便に投入予定だった。
しかし羽田到着後、機体左側にある第1エンジンの整備に時間がかかることから、2便目以降は機材変更が決定。この影響で、広島行きは約1時間遅れとなる午前10時23分に、別の767で羽田を出発した。
スター・ウォーズの特別塗装機は全部で3機となる予定。初号機「R2-D2 ANA JET」はボーイング787-9の国際線仕様機(登録番号JA873A)で、10月18日夜の羽田発バンクーバー行きNH116便で国際線定期便に就航。3機目となる「BB-8 ANA JET」は、BB-8を機体全体にデザインした機体で、ボーイング777-300ER型機の国際線仕様機(登録番号JA789A)を使用し、2016年3月から北米線に就航する。
*写真は9枚(出発→離陸)。