春秋航空（CQH/9C）は12月21日から、寧波（ねいは、ニンポー）－中部（セントレア）線の運航を開始する。同社7路線目の中部路線で、9都市に週24往復を運航することになる。寧波からの中部就航とLCC国際線運航は、ともに初めて。
寧波－中部を開設する春秋航空＝14年10月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
月曜と水曜、土曜の週3往復で運航を開始する。運航機材はエアバスA320型機で180席。
9C8536便は中部を午前7時15分に出発し、寧波着は午前9時25分。9C5835便は寧波を午前10時30分に出発し、中部には午後2時に到着する。
また同日から、1日1往復を運航している上海（浦東）－中部線を減便する。減便後は火曜と木曜、金曜、日曜の週4往復を運航する。出発・到着時刻は変更しない。減便は寧波便の開設に伴う機材繰りによるものと見られる。上海便は9月28日、3往復増便しデイリー運航としていた。
春秋航空は6月、合肥とハルビン、フフホト、石家荘、上海から中部に相次いで乗り入れを開始。9月には貴陽、常州経由の銀川便を開設し、中部路線の強化を図っている。
寧波－中部の路線図（Aviation Wire作成）
寧波は東シナ海沿岸の港湾都市。上海の南、約150キロに位置している。寧波からのLCCは、香港エクスプレス航空（HKE/HO）が香港便を運航。日本路線は、中国東方航空（CES/MU）が関空便と静岡便を運航している。
運航スケジュール
寧波－中部
9C8536 中部（07:15）→寧波（09:25）運航日：月水土
9C5835 寧波（10:30）→中部（14:00）運航日：月水土
上海－中部（12月21日から週4往復）
9C8602 中部（07:15）→上海（09:25）運航日：火木金日
9C8601 上海（10:30）→中部（14:00）運航日：火木金日
関連リンク
春秋航空 [1]
・春秋航空、セントレアへ中国3都市から新路線 9月就航 [2]（15年8月26日）
・春秋航空、中部5路線開設へ 初乗り入れ [3]（15年6月10日）
・中国東方航空、寧波線就航へ 関空と静岡から [4]（15年2月12日）