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IATAの15年9月旅客実績、全世界の利用率80.7% 国内線米国84.2%、日本71.6%

 IATA(国際航空運送協会)の2015年9月世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比7.3%増加、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は6.6%増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.4ポイント上昇し80.7%だった。

 IATAのトニー・タイラー事務総長兼CEO(最高経営責任者)は9月の結果について、中国など新興市場で景気が減速したものの、堅調に推移したとし、この傾向は年末まで継続すると分析した。

9月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

9月の国際線と国内線合計の利用率は80.7%=14年3月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 調査対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが