IATA(国際航空運送協会)がこのほど発表した2015年8月の世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比7.1%増加、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は5.9%増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.8ポイント上昇の84.7%だった。
IATAのトニー・タイラー事務総長兼CEO(最高経営責任者)は8月の結果について、新興国での経済成長の鈍化があったものの、需要増が継続したと分析した。
調査対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが