ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)が9月30日に発表した2015年8月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比12.7%増の77万2094人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は11.3%増の46億4892万座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は13.1%増の38億4726万7000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は1.4ポイント上昇し82.8%だった。
8月の利用率が国際線82.8%、国内線67.7%だったANA=15年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
日本航空(JAL/JL、9201)の同月と比較すると、JALのASKは41億445万9000座席キロ(前年同期比0.9%減)、RPKは33億8682万9000人キロ(1.2%増)。JALと比べてASK、RPKともに上回った。
一方、国内線は旅客数が前年同月比3.3%減の376万996人、ASKは0.7%増の50億9540万6000座席キロ、RPKは1.8%減の34億5199万旅客キロ、利用率は1.8ポイント低下し67.7%となった。ASKは6カ月ぶりに前年を上回り、RPKは3カ月連続で前年を下回った。利用率は2013年10月以来、1年10カ月ぶりに前年を下回った。
方面別では、国際線でL/Fが最も高かったのは