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ボーイング、747胴体パネル内製化へ 18年から

 ボーイングは現地時間9月17日、747型機向けの胴体パネルを内製化すると発表した。米ジョージア州メイコンの同社工場で、2018年に製造開始。200人程度の雇用を見込む。

747の胴体パネルを内製化するボーイング(同社提供)

 米トライアンフ・アエロストラクチャーズのボート航空機部門から引き継ぐ。メイコン工場では2016年中ごろまで、A-10サンダーボルトII攻撃機の中央翼部分やCH-47チヌーク輸送ヘリコプターのサブアッセンブリー、 C-17グローブマスター輸送機の胴体パネルを製造。その後は民間機の製造に切り替えることから、胴体パネルを製造する。

 トライアンフが製造している747向け尾翼やフロアビームなどは、業者選定を進めている。年内に決定する見込み。

 747の現行機は747-8で、旅客型の747-8「インターコンチネンタル」と貨物型の747-8Fで構成。受注は747-8が51機、747-8Fが72機の計123機で、貨物型が旅客型を上回っている。8月末時点で747-8を35機、747-8Fを59機引き渡し済み。

関連リンク
Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]
Triumph Aerostructures [3]

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