IATA(国際航空運送協会)がこのほど発表した2015年6月の世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比5.7%増加、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は6.0%増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.4ポイント低下の81.1%だった。
IATAのトニー・タイラー事務総長兼CEO(最高経営責任者)は6月の結果について「ギリシア通貨危機や、アジア太平洋地域での貿易活動の低下などがあったものの、概ね好調」と分析している。
国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが